<Jacques Berrocal>
ジャック・ベロカル/JACQUES BERROCAL Alga Marghen 2,730
Catalogues '79 9TES 058
60年代末からフリー・ジャズ、ロック、パンク、ノー・ウェイヴ、ノイズと、フレンチ・アンダーグラウンド・シーンで比類なき活動を続ける鬼才トランペッター/ヴォーカリストの79年の名盤。ジャン=フランソワ・ポーヴロス(ギター)、ジャン=ピエール・アルヌー(ドラムス)とのハード=エッジなジャズ・パンク・ロック、トイ・ピアノとアコーディオンのデュオ・インプロヴィゼイション、気管支を鳴らす音響詩的パフォーマンス、会話やテレビや環境音を使った音響作品。危険な香りをまき散らすクールなアウトローによる濃密な〈夜〉の音楽。ボーナス・トラックとして83〜04年の音源を追加。>>試聴する

ジャック・ベロカル/JACQUES BERROCAL Alga Marghen 2,730
Paralleles '76 5TES 037
60年代末からフリー・ジャズ、ロック、パンク、ノー・ウェイヴ、ノイズと、フレンチ・アンダーグラウンド・シーンで比類なき活動を続ける鬼才トランペッター/管楽器奏者。76年に録音・リリースされた名高いスタジオ・セッションに、70年代の未発表音源を加えてCD化。通常のアコースティック楽器の他に、民族楽器、自転車、語り、朗読、環境音など、様々な手段を導入した、ソロ、デュオ、トリオ、未来派ルッソロに捧げられた集団即興と、多彩なフォーマットでのフリー・セッション。ロジェ・フェルレ、ヴィンス・テイラー、ミシェル・ポタージュ、ベルナール・ヴィテ、ピエール・バスティアン他。

カタログ/CATALOGUE Spalax 2,678
Insomnie '87 14920
87年録音のサード・アルバム『不眠症』。ジルベール・アルトマン(ドラムス)、ジャン=フランソワ・ポーヴロス(ギター)、ジャック・ベロカル(トランペット、ヴォーカル)のトリオ。アヴァン・ポップ的な曲作りに暴力性とスピードは表面上影をひそめているが、その奥にフランスらしいインテリ・パンク的な過激さを秘めている。

パスカル・コムラード、ピエール・バスティアン、ジャック・ベロカル、ジャキ・リーベツァイト evva 国内盤 2,730
ジ・オブリック・セッションズ '91 33012
パスカル・コムラードと、自作の自動演奏装置メカニウムと共演する機械偏愛者ピエール・バスティアン、フレンチ・ジャズ=ロックン・ロールのカルト・ヒーロー、ジャック・ベロカル、そして伝説のバンド、カンのドラマー、超人ジャキ(ヤキ)・リーベツァイトという驚異の顔合せ。リーベツァイトの特徴的な反復ドラミングにコムラードのおもちゃ音楽、ベロカルの闇夜のトランペット、バスティアンの脱力機械音楽が見事に重なっていく様は圧巻。カンの『しかく、まる、てん』、ヴィンス・テイラー『ロックン・ロール・ステイション』の何とも奇妙なカヴァーを含む13曲。(解説:明石政紀)

ジャン=フランソワ・ポーヴロス/JEAN-FRANCOIS PAUVROS In Poly Sons 2,520
La belle decisive '96 IPS 1196
ギター、ヴォーカル、キーボード等を用いた多重録音ソロ。ポーヴロスのヴォーカルの不思議な魅力も堪能できる。リズムボックスにのせてぼそぼそと呟いたかと思うとロック・ギターが泣き叫び、つま弾くピアノをバックにギターを弓で演奏し、ルー・リードを思わせるロック・チューンを歌う。構成は一見バラバラで、リズムボックスを多用した薄っぺらなサウンドにはキッチュささえ漂うが、全編一貫した独特の詩的センスで組み立てられた、聴けば聴くほど味のでる隠れた傑作。>>試聴する1 >>試聴する2