<G3G RECORDS>
輸入盤

パスカル・コムラード/PASCAL COMELADE G3G 14,175
Bar Electric (1975-2005) (4CD's) '75-'05 G3PC9
トイ・アヴァンポップの巨匠30年のキャリアを俯瞰する最強のアンソロジー。極初期から近年までを録音年代順に収録した4枚のディスクを、細部にまでこだわった美麗な装丁のパッケージに納めている。耳の写真をキャラ化したジャケットはキモかわいく、文字をグラフィカルに切り抜いた窓を付けた外箱・内箱のデザインも凝っている。全作品をコンプリートすることが難しいアーティストなので、入手困難なレア・トラックを含むこのようなアンソロジーは貴重。まさに永久保存盤。1000セット限定、記番入り。

パスカル・コムラード/PASCAL COMELADE G3G 3,150
Detail monochrome / Bel Canto '84/'86 G3PC7
80年代中期の名盤の 2 in 1。84年/86年。反復で構成された初期のミニマルな電子音響から、生楽器とおもちゃの楽器を用いたトイ・ポップ・アンサンブルへと移行しつつある転換期の作品。古今の名曲をトイ・インストゥルメンタルに換骨奪胎カヴァーする試みも本格化している。この時期特有の濃密で重いトーンのサウンドは他のアルバムでは得られない妖しい魅力を持っている。>>試聴する1 >>試聴する2

パスカル・コムラード/PASCAL COMELADE G3G 3,150
Cent regards '90 G3PC6
90年リリースの名盤LPのCD化。A面には情感あふれる自作の必殺チューン、B面にはスタンダード・ナンバーのカヴァー曲を収め、さらにCD化にあたってスペイン内戦時の人民戦線の民衆歌のカヴァーを4曲追加収録している。バックをつとめるオーケストラ・トイ・リミテッドにはピエール・バスティアン、キャシー・クラレ、ガットらが参加。ワルツ、タンゴ、ラグタイム、ブルーズ、ロックンロールと様々なスタイルを、生楽器とおもちゃの楽器を多用して演奏するトイ・アンサンブルは、かわいいというよりもアンニュイ。独特の濃厚なダンディズムに貫かれたパスカル・コムラード・ワールド。>>試聴する1 >>試聴する2

パスカル・コムラード/PASCAL COMELADE G3G 3,150
Musica Pop - Danses de Catalunya Nord '03 G3PC8
「北部カタルーニャの舞曲集」の副題の通り、カタルーニャ地方の伝統舞踊音楽に新たな息を吹き込んだ03年の意欲作。おもちゃの楽器、ピアノ、オルガン、タンバリン、ウクレレ、アコーディオンなどを用いた多重録音による、いつものキュートなトイ・ポップ・アンサンブルながら、穏やかで素朴な味わいが際立っているところに、原曲に対する深い造詣と愛情を感じさせる。トイ・ポップの巨匠であるとともに、モンペリエに生まれ、現在もスペイン国境近くのカタルーニャ都市ペルピニャンに隠棲する、郷土音楽家としての存在感が増した一枚。>>試聴する1 >>試聴する2


パスカル・コムラード/PASCAL COMELADE G3G 4,725
El Primitivismo / Sentimientos (2CD's) '78-'83/'88 G3PC10
80年代の名盤のカップリング2枚組。ピエール・バスティアン、キャシー・クラレら、初期ベル・カント・オルケストラのメンバーが参加している。
88年の『原始主義』は、ストーンズ、ワイアット、チャック・ベリーから、ニーノ・ロータ、フェデリコ・モンポウ、カタルーニャ民謡など多岐にわたる原曲を大胆にアレンジしたカヴァー曲が中心。ワルツにタンゴ、バラッド、ボサノヴァなど、楽曲のスタイルは様々だが、濃厚な哀愁と繊細な音作りの「パスカル調」はすでに確立されている。
もう一枚は83年のLP『感情』に、78〜80年にリリースされたEPやLP、カセットなどの曲を加えて編纂した初期作品集。電子オルガンやアナログ・シンセの名機 ems/aks synthi による電子音響に、生楽器やおもちゃの楽器が組み合わされている。過激な実験性と、ミニマル・ミュージックやアンビエント・ミュージックからの直接的な影響が見て取れる。
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パスカル・コムラード/PASCAL COMELADE Vand'Oeuvre 2,835
Stranger in Paradigm (10" mini LP) '91-'05 VDO 0630
91〜05年の未発表音源を集めた10インチ・ミニ・アルバム。ラモーンズ、チャック・ベリー、ガン・クラブ(ジェフリー・リー・ピアース)などのカヴァーを含む、ロック魂溢れるカッコよくもキッチュなおもちゃ音楽、全6曲23分を収録。中でも2005年ヴァージョンのベル・カント・オルケストラによるライヴ(ローズ・オヴ・ザ・ニュー・チャーチのカヴァー)は圧巻。ジャケットはコムラードによるコラージュ・ワーク。記番入り1000枚限定盤。

パスカル・コムラード/PASCAL COMELADE Locus Solus 国内盤 2,730
バック・トゥ・スキゾ:'75-'83 '75-'83 LSI 2079
トイ・ピアノやトイ・ギターなど様々なおもちゃの楽器と、アコースティック楽器を用いたノスタルジックな独特のサウンドで80年代後半から人気を集め、さらにクリンペライやルク・ド・ブク、ドラジビュスなどの後継者を生んだ‘フレンチ・トイ・アヴァン=ポップ’の元祖パスカル・コムラード。本作は彼が‘トイポップ’と呼ばれるサウンドを確立する以前、75年から83年に制作された貴重な自主制作盤からコムラード自身がセレクトした初期作品集。電気オルガンやアナログ・シンセによる実験的なミニマル・ミュージックを制作していた70年代から、トイ・ピアノやアコースティック・ピアノを導入し始めた80年代初頭まで。デイヴィッド・カニンガム、ギャヴィン・ブライヤーズ、リシャール・ピナス(エルドン)らが参加。現在の一見可愛いサウンドの裏に隠された奇才のルーツと過激な側面を見ることができる。(解説:佐々木敦、パスカル・コムラード)>>試聴する1
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パスカル・コムラード/PASCAL COMELADE DSA 2,520
Traffic d'abstraction '93 DSA 54023
トイ・ピアノなどのおもちゃ楽器を多用したアヴァン=ポップのパイオニアが、唯一無比のサウンドを確立した93年の名盤。愛らしいトイ・ピアノの繊細な演奏ぶりに驚き、美しくも哀愁たっぷりのクレッツマーに泣き、タンゴ、バラードのメランコリーに酔わされ、そのひねくれ方に思わずニヤリとさせられる。ピエール・バスティアン、マーク・カニンガム、キャシー・クラレ、ガットら、黄金期のベル・カント・オルケストラのメンバーが参加している。

パスカル・コムラード/PASCAL COMELADE DSA 2,520
L'argot du bruit '98 DSA 54058
サティ、ロータから、様々な大衆音楽、地元カタルーニャ民謡まで、膨大な素養に支えられた、粋でいなせなハード・ボイルド・サウンド。子供だましは一切なし。
初めてフィーチュアされたヴォーカル・ナンバーでは、情念のディーヴァ、PJハーヴェイ(2曲)と、ファウストのジャン=エルヴェ・プロン(1曲、ファウストのカヴァー)が参加している。2000年の来日公演時とほぼ同じ手練のメンバーによる円熟のアンサンブルを聴かせる98年の名盤。


パスカル・コムラード、ピエール・バスティアン、ジャック・ベロカル、ジャキ・リーベツァイト evva 国内盤 2,730
ジ・オブリック・セッションズ '91 33012
パスカル・コムラードと、自作の自動演奏装置メカニウムと共演する機械偏愛者ピエール・バスティアン、フレンチ・ジャズ=ロックン・ロールのカルト・ヒーロー、ジャック・ベロカル、そして伝説のバンド、カンのドラマー、超人ジャキ(ヤキ)・リーベツァイトという驚異の顔合せ。リーベツァイトの特徴的な反復ドラミングにコムラードのおもちゃ音楽、ベロカルの闇夜のトランペット、バスティアンの脱力機械音楽が見事に重なっていく様は圧巻。カンの『しかく、まる、てん』、ヴィンス・テイラー『ロックン・ロール・ステイション』の何とも奇妙なカヴァーを含む13曲。(解説:明石政紀)

パスカル・コムラード&リシャール・ピナス evva 国内盤 2,940
ジ・オブリック・セッションズ II '99 33015
かたやトイ・ピアノを用いたノスタルジックなサウンドで「現代のサティ」「ロック界のニーノ・ロータ」とも言われる異色音楽家。かたや70年代の伝説的エレクトロ・プログレッシヴ・ロック・バンド、エルドンを率いたサイバー・ノイズ・ギタリストにして哲学者。フランス音楽の鬼才二人のスペシャル・セッションは、ピナスが作り出す唯一無比のエレクトロ・ノイズにコムラードのトイ・ピアノや電気オルガンが絡むミニマル・チューンとノイズ・アンビエント。現代演劇の巨匠ロバート・ウィルソンのシアター・ピースのためのトラックや、ブライアン・イーノのカヴァー、デイヴィッド・カニンガムとのコラボレーション作品を含む奇妙な魅力の音響セッション。(解説:明石政紀)

パスカル・コムラード&ベル・カント・オルケストラ evva 国内盤 2,940
リスボン特急 (ライヴ盤) '99 33014
一見かわいくノスタルジックで、その実一筋縄ではいかないヒネクレ音楽を、フランスはピレネー山麓の小村で作り続ける異色の音楽家パスカル・コムラードと、彼が率いるベル・カント・オルケストラが、99年にリスボンとバルセロナで行なったライヴを収録。諧謔と叙情がせめぎあうおなじみのオリジナル曲の他に、ディープ・パープルやローリング・ストーンズ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド他の腰砕け脱力カヴァー・ヴァージョンも交えた充実のプログラムで、暖かな会場の雰囲気が伝わってくる至福の58分。(解説:明石政紀)

パスカル・コムラード/PASCAL COMELADE DSA 特別価格
1,890
Ecrits Monophoniques Submerges (仏語書籍) '99 PC BOOK
250ページを越える充実のフランス語書籍(A5版)。前半が雑誌 "Revue & Corrigee" などに発表されたパスカル自身のエッセイ集。テーマは自伝的なものから、カタロニアの伝統音楽、サティ、MC5、ピエール・バスティアン、クルト・ヴァイル、ヴァーグナー、PJハーヴェイなど多岐にわたり、含蓄に溢れる内容とともに、その量の多さに驚く。後半はパスカルの詳細なディスコグラフィーと世界各国の(日本も含む)音楽雑誌に載ったレヴュー、ツアーの記録など、マニアックな資料集。このとらえどころのないアーティストの謎は解けるどころかますます深まる。*完売しました