<For 4 Ears>
輸入盤

スイスの音響派パーカッション/エレクトロニクス奏者ギュンター・ミュラーの主宰するレーベル For 4 Ears からの3枚。

秋山徹次&ジェイソン・カーン/TETUZI AKIYAMA & JASON KAHN For 4 Ears 2,520
Till We Meet Again '05 CD 1654
既に共演歴も長い秋山徹次とジェイソン・カーンのデュオと、それぞれのソロを収録した全9曲。秋山のアコースティック・ギターとカーンのパーカッションによる、共に美しい音色のロング・トーンが重なったモアレのようなデュオ、その後に二人のカラーの対比が面白いソロ曲が交互に現れる。リリースまでに2年余りが費やされているが、気負いからではなく自然な熟成の結果という印象が伝わってくる。>>試聴する

フィリップ・サマーツィス、ギュンター・ミュラー、ヴォイス・クラック/PHILIP SAMARTZIS, GUNTER MULLER, VOICE CRACK For 4 Ears 2,520
Wireless Within '02 CD 1655
数度の来日を含め日本人ミュージシャンとの交流も深い、オーストラリアのフィリップ・サマーツィス、スイスのギュンター・ミュラー、解散直前のヴォイス・クラックによる共演。各人が用いるエレクトロニクス、ギュンターのパーカッション、サマーツィスによる環境音が絡み合い、誰が発した音かを忘れさせるような一まとまりのサウンドとなって現れる。南オーストラリアの熱帯雨林での印象的な体験が、息の合った演奏の中に込められている。>>試聴する

フレディ・スチューダー&吉田アミ/FREDY STUDER & AMI YOSHIDA For 4 Ears 2,520
Duos 21-27 '05 CD 1656
自身の声だけでサウンドを作り出す「ハウリング・ボイス」の 吉田アミが、スイスのパーカッション奏者、フレディ・ステューダーの元を訪れ共演した、2004年秋のある日の記録。ステューダーによって繊細にコントロールされたシンバルやゴングなどの金属系の音や低音で響くパーカッションが、吉田の生み出す不思議な「音」たちと一体となる、非常に有機的な即興演奏。まるでフィールド・レコーディングを切り取ったかのように一つの景色を浮かび上がらせている。ステューダーが継続している女性インプロヴァイザーとの共演シリーズの第4弾。>>試聴する